ベンチャー/スタートアップで働くメリットとは?活躍する人の特徴も紹介

大企業では行っていないような独自の技術やサービスを提供するベンチャー企業。会社が発展途上にあるため、大変さはあるものの一緒に成長することができる楽しみなどメリットもたくさんあります。この記事では、ベンチャー企業で働くメリットから、活躍している人の特徴をご紹介いたします。

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目次[非表示]

  1. ベンチャー企業ってなに?
  2. ベンチャー企業で働くメリット
  3. ベンチャー企業で活躍できる人は?
  4. ベンチャー企業に入社するときの注意点
  5. まとめ
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ベンチャー企業ってなに?

ベンチャー企業に決まった定義はありませんが、大手企業とは違う特徴がいくつかあります。ベンチャー企業に興味があるなら、まずはベンチャー企業の定義やスタートアップ企業との違いなどについて理解しておきましょう。 

ベンチャー企業の定義とは?

ベンチャー企業には、特に従業員数や資本金などの定義はありません
ただ大手企業とは一線を画している部分も多く、従業員100名以下の企業が多いことや、市場にはない技術や商品開発に挑戦し、革新的なアイディアで新たな市場を開拓している企業が多いことが特徴です。

ベンチャー企業は事業が成功すれば大きく成長できる可能性を秘めています。一方で「ハイリスクハイリターンな事業」を手掛けているベンチャー企業もあり、成果が出るまで時間がかかるケースも少なくありません。 

内閣府公式サイト内の「大学生への就職活動アンケート」を見ると、大学生の約半数が「ベンチャー企業への就職を検討している」との結果が出ています。ベンチャー企業には大企業にはない魅力があり、「新しいことにチャレンジしてみたい!」「夢を追いかけたい」と思う学生から注目されていることがよくわかります。 

スタートアップ企業との違いは?

ベンチャー企業とよく似た立ち位置に「スタートアップ企業」があります。 

ベンチャー企業やスタートアップ企業は、ともに新しいビジネスモデルに挑戦するケースが多いため、同じ意味で使われることが多いですが、資金調達や事業計画スケジュールなどの面では違いがあります。 

ベンチャー企業とスタートアップ企業を切り分けるのは難しいかもしれませんが、それぞれ新しいビジネスモデルを創造する事業に挑戦しているケースが多く、「ワクワクする仕事がしたい」「新しい技術で社会に貢献したい」など、夢を持っている人には最適な転職先と言えるでしょう。

詳しい違いや特徴を知りたい方は、「スタートアップとは?ベンチャーとの違いを解説」の記事をご確認ください。

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ベンチャー企業で働くメリット

大企業から中小企業までそれぞれ「働くメリット」があります。ベンチャー企業のメリットは以下の3つが代表的です。詳しく解説します。

・経営者との距離が近く意思決定が早い

・幅広い業務領域に挑戦できる可能性がある

・風土作りなど会社を作るところにも携われる

経営者との距離が近く意思決定が早い

ベンチャー企業で働く大きなメリットとして、経営者との距離が近い点が挙げられます。 

たとえば経営会議を行う際、大企業では役員中心だけで実施され、従業員は会議に参加できないことが多いです。大企業では決議にも時間がかかり、意見集約から管轄部門での検討、経営層への提言と、意思決定までに時間を要することも多いでしょう。 

一方、ベンチャー企業は経営者と従業員との距離が近く、普段のコミュニケーションのなかで種々の課題が即時解決されるのが特徴です。小規模のベンチャー企業では、現場の課題を同じフロアで働く経営層にすぐ提言できるため、スピーディーな課題解決も可能です。

また、大企業では参加できないような経営会議にも参加できることもあり、経験豊富な経営者から直接学べる機会が多いのもベンチャー企業ならではの特徴と言えます。経営者に近い場所で仕事ができれば成果を直接評価してもらえるため、モチベーション高く業務に取り組める点もメリットと言えるでしょう。

幅広い業務領域に挑戦できる可能性がある

幅広い業務に挑戦できるのもメリットの1つです。大企業では、担当業務が縦割りになっていることも多く、業務が限定的になることもあります。一方ベンチャー企業では、少数精鋭でプロジェクトに取り組むこともあり、多種多様な業務をこなす必要があります。たとえば、ひとりで商品企画や開発に携わりながら、営業や広報まで担うケースもあるかもしれません。

 幅広い業務に挑戦するのは、やりがいもある一方で時間や体力面に負担がかかる可能性があります。しかし多様なスキルを習得できたり新しい可能性を見いだせたりする点は、ベンチャー企業ならではのメリットと言えます。 

大企業の場合、新しい業務を担ったりポジションを獲得したりするには上司の推薦や承認が必要です。一方ベンチャー企業では新しいプロジェクトに積極的に関与することで、自ら役割を変更したりポジションを創設したりすることも可能になります。 

多種多様な業務をこなせば自然と人脈も増えるため、今後のキャリアアップや起業をするうえで大きな財産となるでしょう。

風土作りなど会社を作るところにも携われる

ベンチャー企業は規模が小さく個人の裁量権も大きいため、働く人が企業風土の醸成に直接携われるのも大きなメリットです。 

大企業では一般職から意見を上げることはできても、最終的には上層部が決めたルールを守らなければいけません。もちろんベンチャー企業でも経営者が決めたルールには従う必要がありますが、意見や主張が経営層に届きやすいため、自ら会社の風土づくりに関与できます。

事業内容はもちろんのこと、人事制度や評価制度などに関する意見が採用されることも多く、「経営層と共に会社を創っている」と実感できるでしょう。ただし、自分の意見が通りやすいことは反面「自分の発言に責任を持つ」ことの裏返しでもあります。自分の意見には責任をもちながら、課題を能動的に解決していく姿勢が求められます。

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ベンチャー企業で活躍できる人は?

ベンチャー企業には、新しいビジネスモデルにチャレンジできたり、経営層に近い場所でモチベーション高く働けたりするメリットがあります。ただし全ての人がベンチャー企業に向いているわけではありません。
どのような人がベンチャー企業で活躍できるのか、共通する特徴やマインドについても詳しくみていきましょう。

・挑戦意欲がありフットワークが軽い

・どんな仕事でも楽しみを見出せる

・自発的に行動ができる

挑戦意欲がありフットワークが軽い

ベンチャー企業では、創造性とスピードの両立が求められます。そのため、どんな業務でも積極的に取り組む「挑戦意欲がある人」が活躍できるでしょう。「新しいプロジェクトを発足させて3ヵ月以内に結果を出すように」など、かなりスピード感のある仕事を要求されることもしばしばあります。

どんな仕事でも楽しみを見出せる

ベンチャー企業で活躍できる人は、「どんな仕事でも楽しみを見いだせる」特徴があります。ベンチャー企業では一人何役もの仕事をこなす必要があるため、日々発生する業務に対し「これは自分の担当ではない」「こんな業務は苦手」など、不平不満を言っていては務まりません。 

未経験の業務が目の前にあるなら、「新しいスキルを身に着けられるチャンス!」と積極的に取り組める人がベンチャー企業では重宝されます。ベンチャー企業ではひとり二役を担うケースも多いでしょう。たとえば、企画部門にいて営業経験がなかった人でも、ベンチャー企業で企画と営業の両方を担当することで、新しい自分の可能性が見い出せるかもしれません。 さまざまな業務に取り組むことが多いため、高い自己管理能力も求められます。

自発的に行動ができる

ベンチャー企業では、市場が求めるものをいち早くキャッチし、自発的にアクションを起こせる人が活躍できます。そのためには常に新しい情報を入手する必要があるため、同僚や上司とも積極的にコミュニケーションをはかる能力が求められますし、社外に人脈を広げていこうとするアグレッシブさも求められるでしょう。失敗を恐れず「まずは行動してみる意識」が大切と言えます。

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ベンチャー企業に入社するときの注意点

ベンチャー企業には大企業にはない特徴もあるため、入社を検討する際にはベンチャー企業ならではの特徴を理解するようにしましょう。
とくに「担当する仕事量の多さ」や「変化のスピードに対応できるマインド」は大切なポイントです。

福利厚生面に期待しすぎない

ベンチャー企業はベンチャーキャピタルや出資企業からの資本で運営していることもあり、本来の目的である「新規事業の創設を軌道に乗せること」に資本を投入します。そのため従業員の福利厚生まで手が回らない企業が多いのも実態です。 

大企業の場合なら住宅取得や財形貯蓄などに関する補助があったり、福利厚生施設が充実していたりするかもしれません。しかし、ベンチャー企業では最低限必要な福利厚生しか整っていないことも多く、福利厚生重視で会社選びをしたい人には不向きと言えます。 

また、担当する業務も多いことから、時間外労働の制限などが緩いケースも多く、プライベートの時間をしっかり確保したい人は注意が必要です。ただ、決して「ベンチャー企業=ブラック企業」というわけではありません。ベンチャー企業でも法律を遵守する企業はたくさんあります。応募を検討するときは雇用条件などをしっかり確認し、自分にあった企業を選ぶようにしましょう。

仕事量が増えることを恐れない

ベンチャー企業では、専門性が求められるだけではなく幅広い業務に対応できる柔軟さも大切です。そのため、仕事量はどうしても多くなりがちです。もちろん、ベンチャー企業だからといって、すべての業務をひとりで抱える必要はありません。必要に応じて同僚や上司に助けを求める勇気や柔軟性も必要になるでしょう。 

新しい業務にチャレンジするなかで仕事量が増えることは、自己成長の機会でもあります。積極的に新しいスキルや知識を身につけることで、業務の効率化やパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。

変化を恐れない

ベンチャー企業に入社する際は、変化を恐れないポジティブな姿勢が重要です。ベンチャー企業では、スピード感のある仕事が求められるため、ときに下記のような変化が起こります。

・急に事業戦略が変更になる

・組織が変わる(担当していた業務が変更になる)

・急に組織が拡大したり逆に縮小したりするケースがある

そのため、いつでも変化に対応できる柔軟性が求められるでしょう。新しい変化に対応していくためには、常に自分のスキルやマインドをアップデートしていくことが必要です。
まわりのスタッフとコミュニケーションをとりながらプライベートも充実させて、オンとオフをしっかり切り分けられる自己管理能力も必要と言えます。

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まとめ

転職先や就職先を探しているなら安定している大手企業も魅力的ですが、ベンチャー企業で得られるメリットも大きいでしょう。 
自分が気づいていない新しいスキルを発見できますし、大企業では経験できないような幅広い業務を経験できるのもベンチャー企業ならではの特徴と言えます。

ただ、はじめてベンチャー企業に転職する場合は、さまざまな不安がつきものです。自分で転職先探しをする方法もありますが、転職支援サービスを利用するのもひとつの手段です。

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