2014年にわずか３名で立ち上げたセーフィー株式会社。以来、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスを提供し、圧倒的なスピード感で業容を拡大させています。今や社員数は450名余。クラウド録画サービスシェアでは国内No.1（テクノ・システム・リサーチ社調べ）。東証グロース市場にも上場する成長企業です。

その取締役 経営管理本部本部長 兼 最高財務責任者（CFO）として、経営基盤を守る役割と上場やM&Aなどの攻めの役割の両方を担うのが古田氏です。また、人事総務部採用グループのマネージャーとして新卒・中途の採用活動をリードしているのが堤氏です。成長性・将来性ともに期待が大きい同社では、どのようなスタンスで採用を行っているのか。実際に、どのような人材を求めているのでしょうか。BNGパートナーズ スタートアップ事業部 部長・岡本勇一、グループ長・美濃輪 翔太、サブリーダー・鈴木 遼が対談を通じて紐解いていきます。

お話を伺った方

セーフィー株式会社　取締役 経営管理本部本部長 兼 最高財務責任者（CFO）
古田 哲晴氏

【PROFILE】
1982年生まれ 2006年京都大学大学院エネルギー科学研究科修了。 マッキンゼー・アンド・カンパニーで多様な産業に対するコンサル、産業革新機構で海外投資やベンチャー投資に従事し、複数の投資先企業の社外取締役を歴任。 2017年3月からセーフィー株式会社にて最高財務責任者（CFO）として参画。

セーフィー株式会社　経営管理本部　人事総務部　採用グループ　グループリーダー
堤 大輝氏

【PROFILE】
新卒でパナソニックに入社し、海外営業部門で営業企画、その後国内法人営業を経験。人事コンサルに転じ、HRテックを用いた企業の人事部門の支援に従事。2021年11月にセーフィーに入社し、新卒採用の立上げ、中途エンジニア採用責任者を経て、現在は採用グループのグループリーダーを担当。

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企業情報

セーフィー株式会社
ソニーグループのベンチャー企業出身者を中心に、2014年にスタート。防犯カメラで撮影した映像データを確認できるクラウド録画サービス「Safie（セーフィー）」を開発・運営し、その市場シェアは50％を超えており、業界No.1を誇る。

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選考時のチェックポイント

岡本：まずは、御社の「vision」、「culture」についてご紹介いただけますか。

当社が掲げる「vision」は、「映像から未来をつくる」です。
その達成のために、７つの価値観で構成される行動規範「culture」を定めています。

セーフィー社が「culture」フィットを大切にしている理由

岡本：セーフィー社の選考について、「culture」フィットを見極めるために、何にポイントを置かれていますか。

古田：前提として、当社の特徴を補足させてください。当社は映像のプラットフォームを提供している会社であり、その上で付加価値の高い新たな事業やサービスをどんどん生み出しています。また、ハード単体を取り扱うのではなく、それを設置する工事も含めて一気通貫で対応していけるよう、各社と協業・連携しながら事業を作り出している点も当社ならではと言えます。

その辺りも「culture」に現れています。
まさに、事業内容と「vision」、「culture」がかなりリンクしています。

それだけに、求める人材の要件として「culture」を体現できる方であるかどうかが問われます。
例えば、
・異なる才能に対するリスペクトを持っているか
・仲間の良さを認めて協力していけるかどうか
です。

実は、それは
・謙虚さや人としての誠実さ
・変化を楽しむ姿勢
・好奇心や向上心
と置き換えることもできます。
そんな人たちが集まり、お互いに学び合い、高め合っていく組織を作っていくという観点が大事になってきます。

岡本：選考時にチェックしている候補者のポイントはありますか？

古田：自分の失敗体験や弱みを素直にさらけ出せるかどうかというところです。

完璧な自分を演出しようとするよりも、むしろ、自分の弱みや失敗から学ぼうとする姿勢が必要です。また、言われたことだけをこなすのではなく、自ら課題を見つけ、解決策を提案できるような方を求めています。
その辺りは、これまでの振る舞いを質問することで大体把握できますね。

岡本：なるほど、失敗から学ぶ姿勢や主体的な行動を重視されているんですね。
それは、御社が異なる才能を認め合い、協力して目標を達成していくことを大切にしているという「culture」と、まさに一致していますね。

古田：はい。謙虚さや人としての誠実さ、変化を楽しめる柔軟性、自ら学び成長しようとする姿勢を重視しています。

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セーフィー社で活躍できる人物像とは

ポジション別に求める人物像とは

美濃輪：貴社の求める人物像について教えてください。

堤：メンバークラスに共通して持っていて欲しいものは、当社が掲げる壮大なビジョンや理想と、目の前の現実的な課題とのギャップを埋めていく強い想いや、率先して課題に向き合える行動力です。そういった方は、将来の事業を担っていけるポテンシャルがあると考えており、どんなことでも夢を語ってやり切り、人を巻き込んでいけるはずです。

幹部候補クラスとなると、会社としてのカルチャーに紐づいた、それぞれの本部ごとに異なる「サブカルチャー」を理解した上で、メンバーを適材適所に配置したり、育成していけるかどうかが重要な観点になってきます。

求める人物像に関する詳細

美濃輪：求める人物像について詳しく教えていただけますか？

堤：基本的なところはそれほど変わりません。ただし、職能や担当する案件によって、検討すべき事案の時間軸が異なります。事業の中長期としてのビジョンを語りつつも、目の前の課題に対して、現実の中でどうソリューションに落とし込んでいくかは、職能や関係する案件によって変わってくるかと思います。

特に、セーフィーはハードウェアとソフトウェアの両方を扱っていることから、非常に多岐にわたる職種が存在しており、カルチャーの一つである「異才一体」を日々念頭に置いて働いています。

そのため、幅広い職種の中で職種別に求める人物像をお伝えすることが難しいのですが、組織の中でレイヤーが上がってくると、理想と現実のギャップを踏まえて、メンバーをいかにストレッチさせながら組織を運営していくかが問われる点は職種共通だと思っています。
各部門の責任者が会社としての方針を踏まえて、、最終的にはみんなが同じ方向を向けるような体制を構築していくことが大事だと考えています。

美濃輪：理想を持ちつつも現実を受け止めてそのギャップを埋めるために行動できる人を求められているのですね。

求められるバックグラウンドとは？セーフィー社で働く社員の前職データをご紹介

美濃輪：具体的に前職では、どのようなお仕事をしていた方が望ましいでしょうか？
セーフィー社で働かれている方々の前職データを教えていただけますか？

古田：本当に多種多様だと思っています。異業種、異業界、異職種で色々な経験を持つメンバーが異才一体となって事業を運営しています。

各職種別の前職データ一例

古田：共通していることは、何かをチームで成し遂げた経験をお持ちであることではないでしょうか。

堤：全体を通して、社員の職歴はかなり広いですね。採用の間口が広い分、出身母体も多彩なのが特徴と言えます。

美濃輪：まさにセーフィー社の異才一体を表していますね。弊社としてもいろんな職歴を持たれている方々をご紹介できそうです。

BNGパートナーズからご紹介させていただいた方々もセーフィー社でご活躍中

美濃輪：BNGパートナーズからご紹介させていただいた候補者の方についてはいかがですか。

古田：御社からは、営業企画のMさん、Oさんと軒並み皆さん、ご活躍されています。

多くがグループリーダーや部長などの役職に就かれてくれており、我々の目指す「culture」を体現しつつ、これまでの職務経歴からしても幹部として務まりそうな方々をご紹介いただけていると思っています。

こちらも多種多様で、ベースを支えているメンバーもいれば、新規事業に関する活動をしたりと攻守にわたって、ご活躍されている方が多いですね。

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会社で活躍いただくために心がけている候補者との目線合わせとは？

鈴木：候補者様の期待役割は選考の中でどうやって整理されているのですか。

古田：９割ぐらいの採用は要件が最初から決まっています。
ただ、オープンポジションであれば、面接を通じてこちらから会社の課題を具体的に提示して、「どこならお任せできそうか」と擦り合わせていきます。
それでも、最終的に求めるものと本人がやりたいことは、どうしても変わっていくので、入社を合意いただく際にはWelcomeレターに落とし込んでズレが出ないようにしています。
やはり、そこの入り口は重要だと思っています。そこでズレがなければあるべき姿に向けてお互いに合意した適材適所が実現できる気がします。

鈴木：どのポジションにも言えることですが、オープンポジションの場合は特に、定着や活躍を考えると入り口の部分で期待値調整が重要になってくると思います。
我々BNGパートナーズとしても候補者様と御社の期待役割をすり合わせる上で介在価値を発揮していきたいと思います。
貴重なお話をありがとうございました。

今回の聞き手

BNGパートナーズ
スタートアップ事業部 部長・岡本勇一

BNGパートナーズにて、トップセールスを経験。部長としてスタートアップ事業を管掌する。
採用支援した経営幹部は1,000名以上となる。世に出回っていない独自のCxO案件も多数あり、ベンチャー・スタートアップ企業からの絶大なる信頼を得ている。

グループ長・美濃輪 翔太

大学卒業後、国内中堅証券会社に入社し、法人顧客の資産運用提案に6年間従事。
新規顧客の開拓や、長らく疎遠になっている顧客の掘り起こしを得意領域とし、顧客満足の向上に努めた。
その後、BNGパートナーズへ入社。多くのベンチャー、スタートアップ向けの幹部採用支援に携わり、現在はチームリーダーとして従事。企業のニーズを深く理解し、最適な人材との出会いを創造することに強みを持つ。

サブリーダー・鈴木 遼

スタートアップ事業部に所属。
BtoBやSaaS、CtoCプラットフォーム等、様々なビジネスモデルを展開しているクライアントへの採用支援実績を持つ。企業の事業内容や求める人物像を深く理解し、最適な人材を迅速かつ的確に紹介している点がクライアントに高く評価されている。

BNGパートナーズは、ベンチャー企業やスタートアップのハイクラス人材に特化した転職サービスを提供しております。スタートアップへの転職を検討しており、より高みを目指せる場所に身を置きたい人は、BNGパートナーズの転職サービスをぜひご活用ください。

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